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入浴について



変形性膝関節症で膝の曲げ伸ばしがスムーズにいかない、という場合は、入浴時にも大きな障害があります。

まず、浴槽への出入りの難しさがあります。痛みが起こらないようにすることも大切ですし、転倒によって怪我をしやすい状況です。

例えば身体を洗ってから浴槽をまたぐ際に足を上げた拍子に、痛みでもたつき、身体が後方に倒れると頭を打ち付けたり、また臀部あたりで滑って浴槽の中で怪我を起こすことも考えられます。

また、介護を要するような状態として、立つことが難しい状況が上げられます。つまり介助をする手助けが必要です。力がある方であれば1人でも充分ですが、できれば2人体制が理想です。

前と後ろに配置してもらい、それぞれの動作で重要な部位、荷重が多い部位を支えてもらいます。ゆっくりと動かすようにしないと急な荷重を支えられませんので要注意です。

また、浴室の床にタオルなどを敷くのもよい方法です。身体を洗った後で新しいタオルを敷いてちょっとだけ濡らせば、転倒予防に高い効果を発揮します。

手すりのある浴室も効果的です。タオルハンガーのようなものが建てつけてある場合は多いですが、バリアフリー設計のものであればもっと効果の高いものがあります。

浴室では立って様々な動作をするのが基本です。立って移動することで膝を伸ばしたり曲げたりする頻度も減らせます。変形性膝関節症では片方の膝には問題がない場合がほとんどです。

ですので痛みが無いほうの足をフルに活用することも大切です。これはより動作の頻度が高い階段の昇降でも同じで、痛いほうの足にいかに負担をかけないかが重要なポイントです。

また、入浴時にまごついていると膝を一気に冷してしまうことも考えられますので、オール電化を契機に浴室乾燥機などのヒーター設備を導入される方も増えています。

また、急性期を除いては入浴で膝を温めることは大切な治療法、リハビリ法です。やはり積極的に入浴できるように工夫をすることが大切になってきます。

変形性膝関節症を解消する中川式治療法