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体操について



変形性膝関節症にかかると、膝の動きを必要とする動作が制限され、膝を使うための筋肉が衰えてきます。この結果、わずかの動作をすることでも膝は悪化してしまい、悪循環に陥ってしまいます。

また、この筋肉は薬物療法や注射療法、理学療法などでは鍛えることはできません。つまり、効果的な体操などを取り入れて鍛えることが必要になってきます。

実践する場合の注意点としては、まず専門医によく相談し、その支持を仰ぐことが必要です。その他には、無理をしない程度に抑えること、痛みが出たら運動を中止するようにすることです。

変形性膝関節症で鍛えるべき主な筋肉は、太もも前側の筋肉である大腿四頭筋になります。大腿四頭筋は4本に分かれて膝に直結している筋肉で、重いものを持ったときなどに膝への負担を軽減する働きを持っています。

この筋肉の衰えは、直接変形性膝関節症に繋がってきます。大腿四頭筋を鍛えるには、椅子に座った状態での簡単な足の曲げ伸ばしや、仰向けに横になった状態での足の上げ下げなどを継続させることで十分な効果が期待できます。

ですが、大腿四頭筋を効率良く鍛えることの出来る一番の方法は、やはりスクワットです。しかし、変形性膝関節症を患っている人は痛みで出来ない場合が多いです。

その場合、踏み台昇降運動などを行うことがお薦めです。踏み台昇降とは、階段の段差などを利用して、上がったり降りたりする運動です。

もしかしたら、踏み台昇降と聞いて懐かしく思った方はいるのではないでしょうか。そうです、小学校や中学校などの体育の授業でやったあの運動です。

自宅などで行う場合は、段差のあるところを利用しても良いですし、段差がない場合は、少し厚めの本を置いてその上で行うようにします。

ですが、本などを踏み台にする場合は、安定感をしっかりと確認してから行うようにしてください。転倒の危険があります。

目安としては、右足、左足合わせて100回程度が良いと思います。あまりやり過ぎて膝の痛みが出てしまっては良くありませんので、ご自身の状態に合わせて回数を決めていくと良いでしょう。

また、その他に枕を使った体操も効果的です。頚椎ヘルニアなどにも使われる枕を用意して、膝の下にあてそのまま床から20センチぐらいまで上げます。そのまま約10秒程度止めてから、元に戻します。このような動作を20回程度繰り返します。

変形性膝関節症に特に影響が大きいと言われるのが肥満による体重からの荷重です。肥満を解消するだけで、かなり痛みが軽減することがあります。

肥満に効果のあるのはダイエットや汗を流す運動などですが、毎日少しづつでも取り入れることで新陳代謝を上げ、脂肪を減少させることができます。

また、変形性膝関節症は冷やすことが厳禁ですので、入浴をよくして膝を効果的に暖め、入浴後に体操をする場合は冷やさないように暖かいパンツを履くように勤めることがお薦めです。

これらの体操法は変形性膝関節症の治療としてばかりでなく、予防にも効果がありますので、高齢者の方には特に実践して頂ければと思います。

変形性膝関節症を解消する中川式治療法