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ストレッチについて



変形性膝関節症の治療では、太股や膝関節部分の筋力トレーニングが欠かせません。何故、筋力トレーニングが必要かと言うと、膝を支えているのは筋力しかないからです。

筋力が衰えてしまうと、上から圧し掛かる自分の体重や重力、そして、下からは歩くたびに発生する地面からの衝撃を全て膝で支えることになってしまいます。その衝撃を和らげるためにに必要なのが、筋力なのです。

人は歩いている時、立っている時に常に自分の体重や地面からの衝撃を膝で支え続けています。普段何気なく行っている動作でも、膝にはかなりの負担がかかっているのです。

この長年の積み重ねが変形性膝関節症を引き起こす一つの原因にもなっています。ですが、いくら年齢を重ねても膝が痛くならない人は多くいます。この差は、やはり筋力にあります。

高齢者でも若い時から歩く習慣をつけていた方や、運動などをしっかりと行っていた方は変形性膝関節症を引き起こす可能性は低いと言えます。

しかし、逆に歩くことや運動を怠っていた方は、変形性膝関節症を発症するリスクは運動していた方に比べると何倍もの違いがあります。歩くことを習慣にしていた方や運動をしっかりと行っていた方は、していなかった方に比べ筋力に大きな違いが出ます。

ですので、変形性膝関節症を改善するには、遅かれ早かれ膝周りの筋力強化が必ず必要になってくるのです。

急性期の痛みが酷い時にはトレーニングを行うことは難しいと思いますが、ある程度、痛みが引いてきたら積極的にリハビリを兼ねて、筋力トレーニングを実践されることをお薦め致します。

また、トレーニングを行う場合、トレーニング前後には、必ずストレッチなどをして、体を温め、膝をほぐしてやることが大切です。ストレッチをすることによって、膝の可動域が広がることにより、痛みを生じてしまう動作の数を減らすことが出来ます。

膝が真っ直ぐに伸びなければ、立っただけでも膝が不安定な状態になってしまい、変形性膝関節症の痛みが増し、症状も悪化してしまいます。

ストレッチを継続させることで、次第に膝が柔らかくなってきて、変形性膝関節症の痛みがやわらぎ、正座なども出来るようになってきます。また、注射や薬剤を用いて、変形性膝関節症の痛みを抑えている状態でも、ストレッチをすることにより、柔軟性を取り戻すことができます。

また、ストレッチの効果は筋肉トレーニングに比べ、即効性が高いという特徴があります。どの位で、変形性膝関節症の痛みが解消されるかについては個人差がありますが、痛みが出た場合にすぐに始める人と、そうでない人ではかなり差があります。

およそ痛みを我慢しただけの期間を要する、ということも言えます。変形性膝関節症の痛みが消えたとしてもそのまま継続させることが大切です。特に太股の筋力アップの前後には必ず取り入れることが良いと言われています。

変形性膝関節症の痛みが消えても患部が完全に治癒されたということではなく、すぐにでも痛みが再発する可能性もあります。初めは義務的に始めることが常ですが、出来るだけ習慣性をつけていくのが良いと思われます。

また、ストレッチはゆっくりと行うのが基本です。いきなり足を伸ばしたりすれば、痛みが急激に起こらないとも限りません。また、痛んでいない筋肉も痛み出すことになる可能性があります。またゆっくりと行うことで痛みが出そうになるタイミングで即座に中止することが可能です。

椅子に座った状態では、知らないうちにあまり前かがみなると膝が伸びにくくなるため、出来るだけ注意することが大切です。また、入浴時や入浴後は筋肉が柔らかくなっていますので、実践するには一番良いタイミングと言えますので、実践されることをお薦め致します。

変形性膝関節症を解消する中川式治療法