原因について



変形性膝関節症は、過大な負荷が膝にかかることによって、軟骨が徐々に傷み、膝関節の構造が保てなくなることが原因で発症します。

この軟骨が変形する原因は、まだ解明されていませんが、どのようなタイプの方がなりやすいか、どのようなタイプの動作によって発症しやすいか、などのデータから、様々な研究が続けれられています。

とても弾力性がある軟骨は、衝撃を和らげるクッションとしての役割を担って、関節の動きを常に滑らかにするように機能しています。この軟骨は、その約80パーセントが水分で、新陳代謝を常に繰り返しながら弾力性を維持しています。

また、関節自体に関節液があり、軟骨にとっての栄養成分、酸素などを供給する働きを担っています。変形性膝関節症になるパターンとして、2つのタイプが考えられます。

1つはもっとも多い加齢や老化、代謝運動の低下などによって関節の隙間が徐々に狭くなってきて、放置しているうちに骨同士が擦れあってしまうタイプです。

軟骨は無血器官であり、神経も通っていませんので摩擦による痛みはありません。しかし周りの組織が刺激を受けることで、痛みは起こります。もう1つは交通事故やその他仕事での事故などで、変形、変性することで機能障害を起こし、そこから発生してくるタイプです。

また、スポーツや肥満体質、頻繁なねじりの動作、そして遺伝による体質なども変形性膝関節症になりやすいと言えます。肥満体質はどのようなタイプの方にとっても要注意です。膝が比較的丈夫な方でも変形性膝関節症になる可能性が高くなります。

肥満体質の方は、それだけで通常体重の方に比べ、5倍~7倍近い負荷が膝にかかり続けています。ですので、肥満体型の方は出来るだけ体重を落とすことが求められますが、むやみに運動などをすると、返って状況が悪くなることがありますので、要注意です。

体重を落とそうと、ダイエットなどを始めると、食事制限と運動をするかと思います。食事制限はさほど問題ないのですが、問題があるのは運動についてです。

肥満体型の方は、ただでさえ普通の人より膝に負荷を抱えています。その状態で、ウォ―キングやランニングなどを行うと、その負荷に膝が耐え切れず、痛みを発症することが多くあります。

ですので、体重を落とす必要がある方は、自己判断で無理に運度などをするのではなく、理学療法士などの専門医の指導の元、必ず行うようにしてください。

また、O脚タイプの方も用心しなければ、危険が高いと言えます。足の部位で体重を支えるためには、主に大腿四頭筋の筋力アップが大切です。

高いところから飛び降りたり、または歩いたり走ったりという場合でも体重を支えるためにもっとも必要な筋肉ですので、変形性膝関節症の治療においても欠かせない要素です。

変形性膝関節症を解消する中川式治療法