疫学について



変形性膝関節症を疫学的に考えれば、発症する方は年令とともに増加し、また60才以上になれば膝での発症はほぼ50%以上の人に見られます。

程度の差こそありますが、高齢者の約半分が変形性膝関節症にかかっていて、痛みを発症して治療を受けたり、または痛みがなくても潜在化しているということになります。

また、80歳以上では男性が60%、女性は80%を超えるていることもほぼ明らかであるそうです。人種別の違いについては、日本人のほとんどは内側によりすり減りが大きい内側型がほとんどですが、欧米人は逆に外側型が多いようです。

例えば農作業をする場合、しゃがむ、腰掛けるなどの姿勢によってより膝を大きく曲げる傾向があります。

また、生活様式も地べたに座り込む場合が多くなります。蟹股やO脚の姿勢がやはり大きく影響していると思われますが、都市部の方であれば洋式風に生活する場合がほとんどですので、変形性膝関節症の傾向の違いが今後進んでくることも容易に考えられます。

肥満傾向にある方にとって、変形性膝関節症はとてもやっかいな病気です。肥満がなかなか解消できない、という場合は特に深刻ですが、若い時分には痩せていたという方は可能性が高くても、元々肥満気味の体型であるという方や、下肢が十分に体重を支えられるように鍛え上げられた方はそれほどではないようです。

よく行われている疫学調査によると、女性が男性の倍以上の可能性を持っています。これはやはり特に太股の筋肉などの衰えが早く、その分余計に膝関節に負担をかけてしまうことが原因と思われます。

また、肥満になる傾向も強くなります。60代以上の女性の肥満率から見ても、足の筋肉を鍛えることは変形性膝関節症の予防のためには必須と思われます。

痛みがそれほどでないという場合も多いようですが、ウオーキングや簡単なストレッチなどのリハビリを継続させることで軽い痛みを軽減させ、予防することが肝心です。

変形性膝関節症を解消する中川式治療法