評価について



変形性膝関節症は、その症状の程度や治療の効果などを定量的に評価するための基準が曖昧である言われています。つまり治療薬の開発などにおいて、骨粗しょう症での骨密度測定のようなものに匹敵する正確な基準を設定することが現在の課題となっています。

変形性膝関節症の診断においては、問診や触診、画像検査をすることで症状を確定しますが、この結果、どれくらいの症状かが分かり、それに対する治療方法も決定されます。特に痛みの度合いやレントゲンやMRI所見における重度の判断がその決め手になります。

また、これだけでは不十分ということでは決してなく、選択される治療法はほとんど効果を持つと言っていいものと思います。

このように、変形性膝関節症患者さんのそれぞれの症状に合った治療法を選択するという場合では、特に基準があいまいであるということは問題にならないと言っていいと思いますが、適用治療法の選択が難しいというケースもあります。

レントゲン検査では、膝関節の開きの程度によって軟骨の減りのレベルを判断します。また、骨棘や軟骨下骨の硬さから、骨自体の変性をチェックしたり、膝のO脚の程度を評価します。

このような検査の結果によって、変形性膝関節症はその程度が判断されますが、ほとんどの場合、軽度のものから進行期のものまで、4~5段階に分けられます。

可動性、機能性の尺度を用いる場合もあります。膝の痛みによって日常生活で苦労されている、変形性膝関節症の患者さんが、どれくらい苦しんでいて、また、治療のためにはどの方法が良いかを表として作成することで、ある程度の目安をつけることができます。

また、関節障害の程度の評価をする方法としては、半屈曲位での曲げ具合を測定する方法が広く用いられているようです。リハビリにもその進行程度によって基準を設けることで、よりリハビリはしやすくなってくると思われます。

毎日どのような体操をして、その結果症状がどうなったか、ということを記録することで治療に役立てることができます。

変形性膝関節症を解消する中川式治療法